グリーンロードの自称登山部

グリーンロードでは特に公式認定された部活動があるわけではない。ただ、共通の趣味で体を動かしたり、歩くことが好きな連中が集まり、昨年あたりから一緒に登山する機会が増えた。職業柄、高山植物や樹木を見たり品種を特定したりすることも性分に合っている。

 

自然発生的に登山部と称して山シーズン中には月に1~2回、朝4時頃に集合して関東甲信越の山歩きを楽しんでいる。山歩きといってもトレッキングなどの優雅なイメージではなく、標高差は600m~1300m、つまり東京スカイツリーを1本から2本分自分の体を持ち上げる過酷な運動。短くて4~5時間、ロングコースだと10時間ほど山を上り下りする。雑誌のイメージとは若干違う過酷なスポーツを1週間一生懸命働いたご褒美に週末に行く。

もちろん部員だから強制的に参加しなければならない、ということはなく、「この週末あたり山行きませんか?」というメールが登山部のメールで参加の呼びかけがあり、都合と体力と天気が揃えば参加、といった具合。

 

 

今年4月のシーズン初めは足慣らしに秩父の武甲山1304m、山梨にある日本百名山のひとつである瑞牆山2230m(これは男子部員だけ)に、6月は越後にあるこれまた百名山の巻機山1967m(約8時間)をメインイベントとして挑戦。巻機山下山後はいつもスキーの時にお世話になっている越後湯沢の民宿で温泉と日本酒をみんなで堪能する、というささやかな贅沢を味わった。

 

夏休みは家にいても暇な部員の二人、代表の高原とSPチームの松宮君の二人で長野県と新潟県の県境にある火打山2462mにトライ。10時間の長丁場を歩き切り、山頂では雲海を見下ろすこともできた。とにかく天気のいい夏山の景色は冗談みたいに綺麗な青空。夜はおっさん二人で民宿の窓からペルセウス座流星群を眺めながら地酒を堪能。東京の夜とは違い妙高の夜は星以外に漆黒の闇。夜って暗いんだと改めて感じる。

 

9月は八ヶ岳、越後駒ヶ岳、燧ケ岳の予定。11月のシーズン終了まで体力と時間が許す限り活動を続けます。社外で参加希望の方、いらっしゃれば是非ご一緒に。特におもてなしも気遣いもありませんが。