採用コンサルタントの澤田君

リクルートの横浜営業所で求人広告を売っていた営業マン時代、机を並べて一緒に営業をしていた澤田君。左程売れていた訳ではなかったと記憶している。ただ人柄は温厚で常に営業チームを明るく盛り立ててくれていた。私がリクルートを退職して22年、彼も転職後、起業して3年目。起業のセオリー通り2年目までは相当苦しかったそうだが3年目になるとどうやらひとつの成長曲線を描けたらしい。今は採用コンサルタントとして企業と顧問契約を結び全国を飛び回って活躍している。ちなみにパートナーの千賀さんにタクシーの中で消費税の納税のこと、キャッシュフローのことなど詰められていた。腰の低さは社長さんになってからも変わらないので安心した。

 

そんな彼に「新卒採用今年は厳しいらしいね」と相談をしたところ、最近の採用トレンド、学生の動向と志向、採用情報に掲載するためのテクニカルな手法まで細々とご指南頂いた。本当にありがたい。うちの採用担当たちも支持されたことを真面目にメモり採用業務に反映してくれている。

 

アドバイスのお礼に何かご馳走するよと話したところ、「うまい肉が食いたい」とのこと。

採用チームのメンバーと一緒に焼肉にお招きした。その場でも焼肉をつまみながら採用の話、あと彼が勉強してきた心理学の話。彼は昔から下戸なのでノンアルコールビールを飲んでいらっしゃったが、どうやら話しぶりを聞いているとノンアルビールで酔うらしい。

 

20年も経つとやはり人間の成長ぶりは大きく異なる。愚直に取り組んできた専門性には頭が下がる。派手さではなく愚直な取り組みの姿勢に大きな成果を感じた。見習わなければならないと、考えながら食べたおいしい焼肉の夜でした。