女郎花(オミナエシ)

盆花としてこの時期に出回る、女郎花(オミナエシ)。

さわやかなイエローに魅せられ
さぞかぐわしいのだろうと顔を寄せると
ん・・・!
すみません、実はとてもいい香りとは云えないのです。
別名は敗醤(はいしょう)といいまして、つまり醤油の腐ったようなそんなにおいということです。
個人的な感想を述べますと、それとも少し違ったものに思えるのですよね。。。これ以上はご想像にお任せします。

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

8月13日は東京以外のほぼ全国の地域がお盆です。

でも、今年は今日も仕事という方が例年より多くいるように思えます。
かくいう私も、今日はお迎えに参加できなかったので、日をずらしてお参りに行くつもりです。

地方生まれ地方育ちの身としては、お盆は親戚中が集まってご先祖様をお迎えに行くのが当たり前という感覚ですが
某関東地方出身の平成生まれ社員に聞いてみたら「夏は暑いのでお墓参りにはいきません!」とのこと。
「で、では、ご先祖様はどうやって家に帰ってくるの?」と本気で疑問を持ってしまう古い人間のわたくしですが、
これが花マーケットの直面する問題なのです。
どういうことかといいますと、お墓参りにお花はつきもの。行かないということは、お花も買わないということです。

農林水産省による消費の動向調査によると、「二人以上の世帯では、世帯主の年齢が低いほど切花、園芸品・同品目の年間購入金額、 総支出 に 占める各品目 の支出割合 購入頻度全ての項目 で低くなる傾向がある」とのこと。一般家庭でのお花の消費は、お墓やお仏壇用が多くを占めます。高齢の方ほど、ご先祖様を大事に思い、お供えのお花をきちんと交換しているようです。
先日も、近くのお寺さんで「お墓を守るのが息子さんの代になったとたん、まったく来なくなった家も少なくない。お花のグレードを下げる方もいる」という話を聞きました。時代の流れといったらそうですが、少しさみしいですね。

かつてあるCMで聞いた「ご先祖様は大事にせなあかんのよ」というミヤコ蝶々さんのセリフを思い出します。