Sweet pea
春は別れと出会いの季節。
3月はお世話になったあの人へ、
4月はスタートするあの会社へ、
などなど
お花を贈ることが増える時期ですね。
春のお花はどれもかわいくて迷ってしまうという方へ、
「門出」の花言葉をもつスイトピーを使った花束やアレンジメントはいかがでしょう。
今月は、フリルの花びらが春風を舞う、ちょうちょのような
スイトピーの魅力をお伝えします!
スイトピーとは
スイトピーはマメ科レンリンソウ属の植物。
英名の”sweet pea”はそのまま日本語にすると「甘い豆」、
甘い香りのするマメ科の植物というわけです。
イタリアで発見されたのち、19世紀ごろイギリスに渡って品種改良が進みました。日本に来たのは幕末の頃、今では多くの品種が揃う、春の代表花となりました。
スイトピーといえば真っ先に「赤いスイトピー」を思い浮かべる方も多いことでしょう。国民的アイドルが甘い声で歌うこの曲によってメジャーになった花と言っても過言ではないかもしれません。
爽やかな香りで心もハッピーに♪
イタリアで見つかった原種のラティウス・オドラタスは、
ヒヤシンスなどのような力強い芳香を放ち
見た目よりも、主に香りを楽しむ花だったようです。
スイトピーの香りには3種類あり、
原種に近い濃厚な香り/フルーティな香り/柑橘類・フレッシュグリーンの爽やかな香りがあります。
近年では、さらに改良が進み、この3つ目の爽やかタイプが流通の8割を占めているそうです。
いずれにしても、リラックス効果が期待できるということですので
寝室などに飾るのも良いですね。
他の早春花と香り相性◎
スイトピーはメインのお花に添えることが多いですが
実は香りでも他のお花を引き立ててくれるのです。
チューリップ、フリージア、リューココリーネなどと合わせると
調和がとれてさらに良い香りに♪
スイトピーの飾り方
スイトピー含め、球根のお花たちは「浅水」といって
花瓶のお水を少なめに管理すると良いでしょう。浅水でお水を清潔に保つことが長持ちの秘訣です。
ブーケなどに使用する場合には、他の花と合わせ
ぎゅっと入れることが多いのですが
単体で飾るならば、ぜひマメ科の特性を生かして
伸びやかに流れるようなラインを作ると、エレガントな
優しい雰囲気に。
スイトピーを使った花束
スイトピーは他のお花を引き立て、春ブーケを優しく演出します。
どんなお色の花束にも合わせやすいので、オーダーの際にぜひご要望ください。