
End-to-Endで中小企業の経営課題を解決するテクノロジープラットフォームを展開するラクスル株式会社様。「仕組みを変えれば、世界はもっと良くなる」というビジョンのもと、事業や働く環境の在り方を常に再設計されています。
2025年2月の本社移転にあたり、オフィスづくりのテーマのひとつに掲げられたのが、“社内コミュニケーションを自然に生む空間”。そのコンセプトとも重なる形で、弊社のオーダーメイド型お祝い花おまとめサービス「matomeru」を導入いただきました。
今回は、秘書室の忽那様、鎌田様に、導入のきっかけや効果、そしてオフィスに広がった変化についてお話を伺いました。
ご感想

「いただいたお祝いを、できるだけ長く大切に使いたくて(観葉植物に揃えました)。グリーンで溢れる今のオフィスは、どこに座っても気持ちが整います。」
(ラクスル株式会社 秘書室 忽那様・鎌田様)
目次
- お祝い花、実は“届くと怖い”? 過去移転でのリアルな体験
- 胡蝶蘭じゃなくても大丈夫? 新しい贈り方に戸惑いつつも、社内はすんなり順応
- 働きやすい空間設計と自然がつながる、“育てる贈り物”という選択
- 社員はもちろん、訪れる人も思わず笑顔に。グリーンがつなぐ空気感
- “文化にマッチする仕組み”だったから。ラクスルがmatomeruを選んだ理由
ーお祝い花サービス「matomeru」×「ラクスル株式会社」様のご提案ー
今回のオフィス移転では、バイオフィリックデザインを念頭に起き、麻布台ヒルズの19Fという高層ビル内でも働く人々と自然が調和し、落ち着いて業務に取り組めるデザインが求められました。matomeru では、360度どこにいてもグリーンが目に入る緑視率の向上と、広大なオフィスを立体的に彩りました。また空間の余白も生かし、グリーンが成長する経過も楽しめる配置を心がけました。
(担当デザイナー)
1. お祝い花、実は“もらって怖い”? 過去移転でのリアルな体験
ーーこれまでにもオフィス移転の経験があったとのことですが、お祝い花について印象に残っていることはありますか?
「はい、以前目黒へのオフィス移転時もたくさんのお祝い花をいただいたのですが……もちろん“嬉しい””ありがたい”という気持ちは多分にありつつ、正直なところ、“恐怖”という感覚も強かったです。生花だとどうしても小バエが発生してしまったり、水やりの管理が追いつかなかったり、はたまたお礼状の対応に追われたりで、途中からは“どう処理するか”のほうが気になってしまって」
ーー贈られる側がプレッシャーを感じてしまう場面もあったんですね。
「そうなんです。立て札の取り扱いや並び順にも気を遣いますし、いただくお花の種類も様々なので全体を見渡した時にバラバラな印象になってしまうこともあって。せっかくの気持ちをきちんと受け取りたいのに、本質的ではないことに意識を割かれるのがすごくもったいないなって」
ーーそこからmatomeru導入の話が?
「そうですね。“もっと自然体でお祝いを受け取れる仕組みってないのかな?”っていうのが、最初のきっかけでした」


2. 胡蝶蘭じゃなくて大丈夫? 新しい贈り方に戸惑いつつも、社内はすんなり順応
ーーmatomeruの導入にあたって、不安はありましたか?
「私は転職してきて間もないこともあり、“お祝い花をこういう形でご案内しても、ちゃんと使ってもらえるのかな…”という不安は正直ありました。胡蝶蘭という定番のお祝いの形ではないことに違和感を持たれないかなとか、ちょっと“お祝いをお願いしているように見えないかとか……内心少し気になっていたんです。」
ーーそういった迷いは、社内でも共有されていたのでしょうか?
「いや、実は社歴の長いメンバーは、そんなに不安に思っていなかったみたいで(笑)。『ラクスルってそういう会社だから大丈夫』っていう、ある意味での“信頼”があったのかもしれません。『仕組みを変えれば、世界はもっと良くなる』というビジョンを掲げているくらいなので、(良いものであれば)新しい仕組みやツールを取り入れることには、昔からあまり抵抗がないですね。」
ーー実際に導入してみて、反応はどうでしたか?
「すごくびっくりしました。案内を送ったら、どんどん使っていただけて。“こういう贈り方もあるんですね”って好意的に言ってくださる方もいて、管理画面を開くのが毎日の楽しみになっていきました。あれ、今日もまたお祝いが届いてる!って。」
ーー不安が、いつの間にか喜びに変わっていったんですね。
「はい、むしろ“導入してよかったね”って社内でも何度も話題に上がりました。こういう仕組みなら、感謝の気持ちもちゃんと伝えられるし、負担も減るし、“気持ちよく贈り物を受け取れる”ってこういうことなんだな、って。」
3. 働きやすい空間設計と自然がつながる、“育てる贈り物”という選択
ーー今回、観葉植物を中心とした祝い花に統一したそうですね。
「はい。ラクスルのオフィスにはもともとグリーンが多くて、社員にとっては“自然と植物があるのが普通”という感覚が根付いています。だからこそ、今回お祝いとして届いた観葉植物がオフィスにしっくり馴染んだのは、とても自然な流れだったと思います。」
ーー既存のグリーンとも調和して、一体感が出たと。
「そうですね。受付や社員が行き交う通路、会議室周りなど、それぞれの場所に合ったグリーンが配置されていて。視界の中に自然があることで、どこにいても気持ちが整うんです。」
ーー贈られた植物が“空間や文化とともに育っていく”感覚もあったとか。
「はい。植物そのものはmatomeruさん側で管理いただいているのですが、日々の中で自然と目に入ることで、“この場所と一緒に育っていく感じがある”んですよね。オフィスも新しくなりましたし、これから文化や働き方もさらに育っていくフェーズなので、そういう環境にいること自体が、社員や会社にとってもすごく大きいんだと思います。」


4. 社員はもちろん、訪れる人も思わず笑顔に。グリーンがつなぐ空気感
ーーmatomeruを導入して、社内ではどんな変化がありましたか?
「まず、使い方がすごくシンプルで、情報もオンライン上で把握でき、共有しやすいのがよかったです。以前は“誰が何を贈ってくれたのか”を管理するのもひと苦労で、感謝の気持ちはあっても、実務としてはちょっと大変だったんですよね。でも今は、情報がまとまっているので、秘書間でも自然と話題にできるし、やり取りもスムーズになりました。」
ーー社内の雰囲気にも影響がありましたか?
「ありますね。グリーンが空間に自然に溶け込んでいて、“あの植物かわいいですね”とか、“あれ、誰からいただいたんでしたっけ?”っていう雑談が自然に生まれるんです。あえて話題にしようとしなくても、空間の中にあるものとして気持ちが動く、という感じで。」
ーー社外からの反応はいかがでしたか?
「とてもいいですよ!来社された方や、採用面接に来た方から“オフィスが明るくて、すごく”気持ちがいいですね”とか、“こんな空間で働けたらいいな”って言われます。”こんなに植物が多いオフィスは見たことない”とも(笑)。ただ、グリーンだけが目立つというよりも、空間全体に開放感があって、自然と共存している印象があるみたいです。」
ーーまさに、バイオフィリックデザイン的な価値が評価されているんですね。
「はい。“グリーンがあるから整って見える”ではなくて、“この空間で過ごしたくなる”って言ってもらえるのは、本当にうれしいですね。」

5. “文化にマッチする仕組み”だったから。ラクスルがmatomeruを選んだ理由
ーー今回、matomeruを導入するにあたって、会社としての考え方や文化との親和性は感じられましたか?
「はい。先ほども述べましたが、ラクスルは“仕組みを変えれば、世界はもっと良くなる”というビジョンを掲げていて、日々の業務でも“当たり前”に見えている構造を問い直す姿勢が強くあります。お祝い花の受け取り方ひとつ取っても、“もっと心地よく受け取れる方法があるかもしれない”と考えるのは、ごく自然な流れでした。」
ーーmatomeruのような新しい贈り方にも抵抗はなかったのでしょうか?
「そうですね。むしろ、合理的でありながら、ちゃんと“気持ちが伝わる仕組み”だったのがすごくよかったです。今回の導入も“業務をラクにしたい”というより、“本当に大切なことに集中できる形を選びたい”という意識から来ていたと思います。」
ーー空間づくりや働き方の視点でも、導入の意義はありましたか?
「すごくありました。創業者であり会長の松本をはじめ、経営陣には、“ビジネスと人間らしさの両立”や、“自然との共存”、“アートや本物思考を働く環境にも取り入れたい”という意識が強くて。グリーンのある空間も、ただの装飾ではなく、社員が自由に動き、感性が刺激される場所としてデザインされているんです。matomeruを通じて届く植物たちも、そんな空間の一部になっています。」
ーー贈る文化が、未来の働く環境の一部になっていると。
「はい。お祝い花って、昔ながらの文化ではあるけれど、そこに“これからの働き方や空間設計に合う形”で取り入れるというのは、すごくラクスルらしい選択だったと思います。」


インタビューを終えて
「(社内レクリエーションで)このオフィス内には植木鉢が何個あるでしょう?」クイズをやったこともあるんですよ」と、社内コミュニケーションでもグリーンをお使いいただいている様子を教えてくださった、忽那様・鎌田様。オフィス内でもスタッフの皆様が自由に、生き生きと業務に励まれている様子が印象的でした。
今後、ますますのご発展をお祈りしております!


ラクスル株式会社
- 本社:
- 東京都港区麻布台1丁目3-1 麻布台ヒルズ 森JPタワー19F
- 事業内容:
- 当社は、「仕組みを変えれば、世界はもっと良くなる」という企業ビジョンのもと、「End-to-Endで中小企業の経営課題を解決するテクノロジープラットフォーム」を目指し、事業運営をしています。 従来の「モノ」を中心とした事業領域にとどまらず、企業経営における「ヒト・モノ・カネ」すべての管理領域でのサービス提供を通じて、日本企業の約99.7%を占める中小企業の包括的な経営課題解決を実現してまいります。
- WEBサイト:
- https://corp.raksul.com/