Vanda ラン科 /ヒスイラン属(バンダ属)
暑い夏の時期、店頭ではお客様のほとんどが「持ちの良い花はどれですか」と仰います。
持ちのいいお花というと、見た目が個性的なものが多く、自宅に飾るにはちょっと・・・という方もいます。
そこで今回ご紹介する「バンダ」は優美な姿ながら、暑さに強い性質があり、この時期のアレンジメントを華やかにしてくれる頼もしい存在です。
バンダとは
東南アジア原産の蘭の一種で、温度と湿度の高い日本の夏でも、比較的長く鑑賞することができます。
優美で独特な姿に魅せられ、その見事な花を自宅でも咲かせてみたい!という園芸ファンも多いようです。
主に濃紫色をしたものが知られていますが、最近では、濃ピンク系や黄色系、白などの見られます。
花びらの網目模様がエキゾチックで、上品ながらインパクトも十分なお花です。
切り花は2週間くらいは鑑賞できるので、少々値段はお高いのですが、十分その値打ちがあるお花です。
輸入・国産 どちらもあります
輸入ならば、台湾が一年中手に入りやすく、国産に比べ安価でお求めいただけます。
国産は栃木や岐阜の洋蘭園から。出荷量が少なく、一本2000円〜3000円と高価ではありますが、丁寧な梱包で、一輪ずつが非常に美しい状態で手元に届きます。
冷たいお水にご用心
切り花の大半は、冷たいお水がいいとされていますが、
バンダは冬の冷水などに弱く、水揚げ時も、むしろぬるま湯くらいの方がいいそうです。
切り口を鋭く斜めに切ってあげるとより水揚げが良くなります。
根っこがついたまま飾るのも素敵
語源は、サンクリット語の「まとわりつく」という意の、「バンダカ」から言われています。
鉢植えにしなくても、樹木や石に根っこをはる着生植物です。
土を必要とせず、根っこむき出しのままで飾ることができるので、天井や壁に吊るのもおしゃれです。
花がない時期は観葉植物として、緑を楽しむのもいいでしょう。
バンダを使った花束やアレンジ
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