根津神社鳥居奉納奉告祭

28歳の時リクルートを退職し、文京区の根津にグリーンロードという9坪の小さな花屋を開いて、24期目の決算を迎えることが出来た。

このように4度目の緊急事態宣言が発令される環境でも、25期目を無事迎えられたことは、ある意味奇跡に近い出来事だと、あらゆる事に感謝している。

地域の氏神である根津神社は東京六社の一つで、今から千九百年余の昔、日本武尊が千駄木の地に創祀したと伝えられる古社。今の社殿は徳川家5代目将軍綱吉公が1706年に奉建した国の重要文化財。

創業以来、ほぼ毎日参詣し、社業の発展、いや、「潰れませんように」「社員が自動車事故を起こさないように」など、マイナス要素の払拭をひたすらお願いし続け、大きなコンペなどがあった際には、ご都合主義で「何卒勝たせて下さい、こんなに努力していたの、見てくれていましたよね?」と。月末には「資金繰り、うまく行きますように」などなど日々起こる仕事の無事を祈り続けた神社。そんな私にとってとグリーンロードにとっての氏神である。

その境内の一角に五穀豊穣の神である倉稲魂命(うかのみたまのみこと)を祭る乙女稲荷神社というお稲荷様がある。東京の下町にあるとは到底想像できない、下から千本鳥居をくぐるとその本殿につく、雰囲気のあるお稲荷様。

25年目を迎えるにあたり、何か記念になるうちの会社の発展につながることをしよう、と初めて鳥居を奉納させて頂いた。社務所に申し込んで手続きの申請、後日、奉告祭を執り行うので来てください、とのこと。

本日、その奉告祭を催して頂き、境内でお祓いをして頂いた。

「かしこみかしこみ…」の祝詞を奏上してもらい、お初くぐりを社員と経験。

この鳥居は少なくとも10年は持つそうだ。10年後といえば、グリーンロードの35年目、私は還暦をすぎているはず。その日がどんな日を迎えられるのはそれこそ神のみぞが知る、そんな感じである。

奉納日は創業記念日の8月1日にしてもらった。

なんだかいろんなことが乗り越えられそうな、そんな気持ちのした奉告祭でした。

関係者の皆様、本当に有難うございます。

お陰様でグリーンロードは25年目を迎えました。