お祝い花が、新事業所のスタートを支える“応援団”のような空間に。

・エントランス装飾|新会社の門出を彩ったグリーン空間(image1)
2025年7月、株式会社第一ライフグループと丸紅株式会社の不動産事業統合によって誕生した「第一ライフ丸紅リアルエステート株式会社」様。
異なるカルチャーを持つ2社がひとつになり、新しい会社としてスタートする中で、2026年3月の本社移転にあたり、オーダーメイド型お祝い花おまとめサービス「MATOMERU」を導入いただきました。
長く続いてきたお祝い文化への敬意と、リアルな実務負担。その間で模索しながら始まった、新しいお祝いの形への挑戦とは。
今回は、人事・総務として新会社立ち上げに関わられた石川徹様に、導入の背景や社内の反応、そして空間づくりに込めた想いについてお話を伺いました。

ご感想
「高層オフィスだからこそ、エレベーターを降りた瞬間に自然を感じて少しほっとできる空間にしたかったんです。」
(第一ライフ丸紅リアルエステート株式会社 石川徹様)
・インタビュー風景|第一ライフ丸紅リアルエステート株式会社 エントランスと石川様(image2)
目次
- 「第一生命でも丸紅でもない会社」をつくる
- お祝い花への“違和感”「これまで通りで、本当にいいんだろうか」
- “Think Differently”という新しい考え方
- エントランスに生まれた変化
- “応援団”のようなお祝い空間
- デジタル時代の空間づくり
「第一生命でも丸紅でもない会社」をつくる
──新会社づくりの中で、特に印象に残っている言葉はありますか?
「会長から最初に言われていたのが、“第一生命でも丸紅でもない会社にしよう”という言葉でした。
どちらか一方のやり方をそのまま持ち込むのではなく、“新しい会社としてどうあるべきか”をゼロから考えていこう、と。」
第一ライフグループと丸紅。
文化も働き方も異なる社員たちが半々で集まり、さらには複数のグループ会社も関わる中で、石川さんは“新しい会社らしさ”をつくる役割を担われていました。
「これまで通りで、本当にいいんだろうか」

・ご芳名装飾|来訪者を迎えるエントランス演出は二社のコーポレートカラーの融合で(image3)
移転準備が進む中で、石川さんの中には、ある「小さな違和感」と葛藤がありました。
それが、「お祝い花」についてです。
実はその感覚は、2025年の新会社立ち上げ当初から少しずつ芽生えていたものでした。
──移転準備で、特に不安だったことは何でしょうか?
「新会社が立ち上がった時も、お取引先からたくさんのお花をいただいたんです。
もちろんそのお気持ちは本当に嬉しかったのですが、花をどう飾るか、どう管理するかなど、整理や工夫が必要な場面も多くありました。
私は当時、人事も総務も、社長の秘書業務まで一人で担当していたので、これが移転業務と重なったら手が回らないな……という感覚がずっと残っていました。」
──植物の処分や管理は、総務の方にとって本当に大きな負担ですよね。実際に対応されてみて、どのように感じられましたか?
「試しに届いた胡蝶蘭を自分で1鉢片付けてみたんです。
ネットで調べながら、鉢を分けて、ワイヤーを1本ずつペンチで切って分別して……としたら、それだけで20分近くかかってしまって。
最終的に、お祝い花を一つの部屋にまとめて置いていたのですが、“これ、本当に全部一人で対応できるのかな……”という強い不安がありました。」
──お祝い花そのものを“なくしたい”わけではなかったのですね。
「そうなんです。会社同士のつながりを感じる瞬間でもありますし、応援してくれている気持ちは本当にありがたい。
断ることは簡単だけど、それでは先方の気持ちを丁寧に受け取れていないのでは、と考えることもありました。
長く続いてきた文化だからこそ、ただ『やめる』のではなく、お互いの気持ちを大切にしながら、今の時代に合った形へ変えられないだろうかという想いが強くなっていったんです。」
“Think Differently”──変化を受け入れる空気

・インタビュー風景|新会社立ち上げについて語る石川様(image4)
そんな中で出会ったのが、個別に届くお祝い花をひとつにまとめ、オフィスのコンセプトに合わせた空間演出として届ける「MATOMERU」でした。
──最初から前向きに導入を決められたのでしょうか?
「最初はイメージが湧かなかったんです(笑)。
“お祝い花をまとめる”って、今まで聞いたことのない考え方だったので。
でも実際に、グリーンロードの高原社長から直接お話を聞く中で、送る側・受け取る側それぞれの本音を知り、“これまでの形にこだわらなくてもいいのかもしれない”と、少しずつ思えるようになりました。」
「一番悩んだのは案内を出す時です。
お祝い花をお断りして一箇所にまとめるなんて、贈り主に対して失礼にあたらないだろうか、お花をねだっているように誤解されないだろうかと、案内文の表現ひとつ取っても何度も考えては書き直していました。」
実際には、約1500通のお知らせを関係各社へ送付。「お祝い花は辞退しますが、お気遣いをいただける場合はMATOMERUをご利用ください」という形で案内されたそうです。
「ここまで大きくご案内する以上、失礼にならない表現を本当に何度も考えました」と振り返ります。
──その迷いを乗り越えられたきっかけは?
「私自身は第一ライフグループから出向で来ていますが、第一ライフグループのCEOが社内で発信していた“Think Differently”という言葉に影響を受けましたね。
生命保険会社・商社というともに歴史ある業界から、これからの時代に合わせて変わろうとしている今、これまでの常識がすべて正しいとは限らない。
『お祝い花も、これまで通りじゃなくていい。信じて、一度試してみようか』と思えたんです。」
──実際に移転案内状を送ってみて、反応はいかがでしたか?
「心配していたようなトラブルや否定的な反応は、驚くほど一切ありませんでした。
むしろ、“こういう形もあるんですね”“今の時代に合っていて素晴らしい取り組みですね”と、前向きに受け取ってくださる方が多かったです。
悩んでいたのは自分だけだったのかもしれないな、と腑に落ちました。」

・ご芳名装飾|季節が変わり桜で彩られたエントランス演出(image5)
「最近、エントランスに立ち止まってくれる人が増えたんです」

・エントランス装飾|移転当日は新しい門出を祝う爽やかな色味で(image1)
移転当日、新オフィスのエントランスには、芳名板とともに花と植物の両方が楽しめる空間が広がりました。
最初の装飾では、あえて第一ライフグループ・丸紅どちらのカラーにも寄せず、グリーンとイエローを基調にした爽やかな空間を演出。新会社としての“新しい門出”を表現しました。
その後、装飾の入れ替えタイミングでは、第一ライフグループのブルーと丸紅のレッドという両社のコーポレートカラーを取り入れた演出へ。季節に合わせた桜・紫陽花の装飾も続き、“お祝い花が並ぶ”だけではなく、空間全体で“新しい門出”を感じられる演出になりました。

・エントランス装飾|二社のコーポレートカラーを取り入れた演出(image6)
第一ライフ丸紅リアルエステート株式会社
- 本社:
- 東京都港区虎ノ門二丁目2番3号 虎ノ門アルセアタワー 22階
- 事業内容:
- 国内不動産のアセットマネジメント事業、プロパティマネジメント事業、開発事業会社の持株会社



